旅行・地域

ジャズ ストリート

Image113041 Image113052 Image113063 Minolta CLE M-rokkor 40/mm f 2.0 ・28/mm f 2.8  Kodak 400TX


“こぼれ陽通り”に面した池の噴水に虹が射している。…めずらしい、…で、撮っていこうと階段を下りたら、ご婦人が携帯で撮影中だ、私も負けじとデジカメで撮っていたら、「虹は神の使者なんです、きっといいことありますよ~」とこのご婦人。「携帯メールで子供に送るんです」と云う。おしゃべりを聞いている内に、返信がきた。さすが文明の利器だと感心した。
…で、神戸に行ったときに立ち寄る喫茶店に、ジャズ演奏のシーンを撮った写真が飾ってある。四つ切サイズでセピア調のトーンがBGMにのって雰囲気を出している。三宮ポートライナー改札口横の店であるが、セルフの店である。…思い出すのが、“ジャズのよろこび”というタイトルの写真で、“マグナム”の写真家だったのは確かだが名前が思い出せない。調べてみたが、数十年前のことなので分からない。ひょっとして“ブルース・ダビッドソン”だったかも、…当時、若くてハンサムだった印象がジャズに結びついた。ネットで調べてみたら、なんと“パリで個展”を開いている。あのハンサム青年が“おじーさん”になっている、肩から斜交いにかけた“ライカ”は当時から使ってきたものだろう“ライカM2”だと思う。ボデーの皮は破れ剥げてダイキャストのボディーが丸見えである。彼の写真人生そのものだと感激した。キャパやブレッソンのいない今の“マグナム”を支えているのはこの人達なのだろうと…

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正倉院展

戦場へ赴く前の腹ごしらえ
Photo 正倉院への道
Photo_2 雨にもめげず
Photo_3 ここから始まる
Photo_4 バス停
Photo_5 Konica Minolta Dimage X60

夜来の雨が降り続くなか奈良へ、お宝が待っていると思えばなんのその、足取り軽くでたものの、・・・が、結果は・・・

  雨にもまけず
雨にもまけず 風にもまけず
季節外れの暑さにもまけず 
汗をぬぐい行列に従い 決してあせらず
急ぐ人あれば 先をゆずり
肩越しにちらりと見える宝物に感動し
時折いすに腰掛けて 疲れをいやす
気をとりなおし 行列にくわわり
自分で進むことなく 人に押されて進み
垣間見える宝物に あれが“天平の美”だと自分に言い聞かせ 
納得するそんな自分でありたい
             宮 川 賢 三

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雨の日に

0099 Minolta CLE M-rokkor 90/mm f 4.0 Kodak 400TX  (長居公園 大阪)

今朝開いたWebのブログ話題に、“ヒートテック”があげられている。暖かいインナーは寒い冬場を乗り切るアイテム、誠にありがたい。
で、“登山や山歩き”をする人達にとっては“三種の神器”と言ってもいいほど大事である。真冬でも山を歩けば汗をかく、汗を吸った綿の肌着が皮膚に張り付く気色は戴けないし、体調を崩すこと受け合いだ。
…、真冬の“大台ケ原”や、ススキの頃の“曽爾高原”で食事をしながらガチガチ震えている人たちを多く見かけたが、私も同じ経験をした。以来、山へ行くときは“肌着第一”と考えるようになった。
15年前に買った“North Cape”をいまだに愛用している。防風のためウインドブレーカーを着ると結構蒸れる、内側は汗でビッショリ、でも肌に不快感は無い。クロロファイバーが、汗を外部に運んでくれるからだ。雪の“比良縦走”や“氷ノ山”の寒風の中でも耐えられる優れものである。人体から発散する水分を吸収して発熱するのだろうが、“暑がり、寒がり、汗かき”と三拍子そろった私には欠かせない必須のアイテムなのです。

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吊るし柿

2_2 Konica Minolta Dimage X60
(我が家の恒例行事“吊るし柿”作り、この柿を正月の“三方”に盛り、歳をとる)

十三夜(10/30)

十三夜の月、雲にかかるどころか、完全にベールに包まれていた。中秋よりも大気が澄むゆえに美しく見えたのであろう十三夜、十五夜よりも響きがいい。乾ききった現代でこそ大事にしたい伝統ある日本人の心の行事かもしれない。・・・何気なくラジオを聞いていたら、今日のパーソナリティーは離婚にかかわる話が多い・・・。本人もその経験者らしい。勧めているわけでもなかろうが、離婚を肯定的に捉えているようだ。樋口一葉の著“十三夜”の“関”も離婚に悩む、・・・で、曰く、「そこまで決心がついているんだったら、それが良いかも」と云うコメント・・・、ん~と唸ってしまった。様々な訳はあるだろうが、切り抜ける英知が人間にはあると思うのだが?、我がことになるとなかなか・・・。で、先日終わったプロ野球の“ドラフト会議”のようなものがあって、よれよれになった旦那や奥方をトレードにだせば良いかも・・・な~んて。マジでこんな事を言ったら“袋叩き”にあうかも知れないと、びくびくしながら、内心はにんまりと肯定をしているのであります。

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寒い朝

Pict0021 Konica Minolta Dimage X60
(これは“クロ”で“クネ”は耳の先に風きりがあるので見分ける)

イヴの総て
1950年代、アメリカの映画雑誌“silver screen”の表紙がアン・バクスターであったのを記憶している。日本の学校で学ぶため、一時帰国していた友達の“テッド”がくれたものだった。卒業当初は、シカゴからクリスマスのグリーティングカードをもらっていたが、いつの頃からか音信が途絶えた。かのアン・バクスター、ジーンズ姿でバンダナを首に巻き、左手には“鞭”、馬の鞍に手を添えた西部劇のスタイルであったが、“イヴの総て”が制作された頃だと思う。・・・大女優ベティ・デービスを相手に、スターを目指す、したたかな女優を堂々の演技で見せる中堅女優だったのだろう。230円で借りたこのDVD、忘れかけていた記憶が甦る。いまどきのエンタメ映画ではなく、当時は“シリアス”なものが多かった。社会的風潮だったのか・・・。 PS:端役というより、通行人程度の役でマリリン・モンローが出てくるし、脇役で後世に残るセルマ・リッター、・・・かのヒチコックの作品“裏窓”での、グレース・ケリーや報道カメラマン扮するジェームズ・スチュアートとわたりあう素晴らしいおばさんもいる・・・

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いつもの喫茶店

Pict0029 Pict0033 Konica Minolta Dimage X60 (いつもの喫茶店)

7(セブン)

「はじめてでしょうか?」、「あぁ」、「それでは、ご説明させていただきます」と、一枚のシートが目の前に出された。・・・片道3,000歩、15分から20分の距離にあるレンタルビデオ屋さんの受付カウンターでのこと・・・。今朝は二階の広場から“ボンド・ストリート”の前を抜けてきた。診療所の開くのを待つ人、趣味のクラブへ来る人、出勤前のサラリーマン等々、朝の出入りは多い。一杯のコーヒで時間をつぶし、ビデオ屋さんに来たのだ。・・・一通りの説明を受け、最後に「確認のため、免許証をお見せいただいてよろしいでしょうか?」と言いながらも、店内の様子にも気を配っている。若い人は流石、二つ三つの仕事を同時にこなしている。で、200円の会費を納めてカードが出来あがった。狭い通路を縫って探し当てた“セブン”、黒い袋に入れて渡された。
定年を一週間後にひかえた敏腕刑事の後任に、若い刑事が赴任する。“一家言”を持つ二人の対話から物語りは始まる。・・・早速に起こる殺人事件、風船のように腫れ上がった大男がテーブルにもたれて死んでいる。周りに散らかった料理、バケツの中にはゲロした汚物、・・・無理に食わされて殺された殺人事件だと、刑事の推測は展開していく。七つの大罪を基にした変質者の犯行と気付くのは、しばらく経ってであった。どのシーンも残酷そのもので目を覆うばかり・・・
最後の大罪“憤怒”を残して犯人は自首するのだが、これからが圧巻である。・・・物語のシーンは、退廃を象徴する砂漠、砂塵と共に近づく一台の車に緊張感が走る。「客から頼まれて、この場所に届ける荷物を持ってきた」と言う。―その中味は、若い刑事の愛した、しかも妊娠中の“妻の生首”であった―。怒り狂った刑事は犯人を射殺しようとするが、老刑事が必死で止めようとする「ここで撃ったら、お前の負けだ」と・・・、甲斐なく射殺する、・・・ありったけの弾丸を撃ち込んで・・・。―残されていた“憤怒の大罪”を若い刑事自らが犯してしまう―、やりきれない結末であった。
・・・山坊主さん、ありがとう・・・

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商売繁盛

Pict00012 Konica Minolta Dimage X60
(大阪ミナミ 道頓堀)

愛のかたち
今日の映画は「60歳のラブレター」最終日であった。ここの所、昔を懐かしむのか、映画を見るようになった。テレビと違って、大きな画面とサラウンドのコンビネーションが別世界を演出してくれる。「エレジー」「ワルキューレ」「三国志」そして今日であるが、見始めると予告編の効果もあいまって、つい足が向く。■老いてゆく男、この老教授に恋をする女子学生、永遠に近づけない時空、やがて重い病を背負うことになるこの女性、救いようの無いもどかしさに悩む老教授、すべてがエレジーであった。■ヒトラー暗殺を企てる中でのスリルとサスペンス、ま~ま~と云うところか。■吉川英治著の三国志は面白かったが、思い入れが大きかった為か不満が残る。ハリウッドのアクションものを中国版に作りかえたみたい、ハンマーで脳天を叩き続けられたってところか、軽い脳震盪を起こしてしまった。■・・・で、時折ご厄介になる近くの内科の診療所に置いてある“60歳のラブレター”、読んでいくくうちに、様々な夫婦の情景と“愛の象(かたち)”に出会う。微笑ましい夫婦あり、時折目頭かあつくなるるような情景がある。そんなときにかぎって、○○さ~んと看護婦さんの声、まったくタイミングがよくない。ばつの悪さを我慢して、先生の前へ・・・、「どうしました?」と云う先生の問診が始まる・・・

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月下美人

Photo Konica Minolta Dimage X60
(我が家で咲いた「美人」です。

伝説の“アリー”
喫茶を出たのがAM.10:15頃、100歩と離れていない所の映画館が眼に入った。と言うより、入り口に置かれた往年の名機“アリーフレックス”を髣髴させるシルエットの看板が目に留まったのだ。
かの名作?、ヤコベッティの“世界残酷物語”が瞬間的に思い出された。と同時に、私自身がどん底に喘いでいた時でもある。主題曲“モアー”が巷に流れていた。作品の“人権問題”に対する描写もさることながら、40年の時を経た記憶には“残酷さ”のみが残っている。
でっかい35/mmフィルム用長尺マガジンを背負った“アリー・フレックス”、当時は珍しい“ズーマーレンズ”の魁であったように思う。ほとんどのムービーが、ターレット式であったから・・・。ニュース映画のほとんどが“アリー”で撮られていたと云う話も聞いたことがある。
双璧をなすスティールカメラの頂点は、やはり“リンホフ・テヒニカ”であろう。手持ちで使うには相当の腕力を要するが、“ジッツオ”にセットされた姿が美しい。今もって多くの伝説を持ち、4×5インチのプロポーションが名作を残している。“テヒニカ”の性能を引き出すには、イメージサークルの大きい高価なレンズが必要になる。写真を志す者の“ステイタス シンボル”だと、夢に見た時もある・・・

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七つの大罪

Photo Konica Minolta Dimage X60

桂川の右岸にあるボート乗り場の近くで見た一枚の掲示物、マハトマ・ガンジーの「七つの社会的罪」である。・・・国民のためには、程遠い日本の政治にうんざりしていたら、政権が代わった。仕事は官僚まかせ、国民不在の権力闘争のみに明け暮れる、半世紀以上もよく続いたものだ。労働なき富にも我慢出来ないが、産地偽装や、かつての汚染米、賞味期限を書き換える、こんな”商”もいただけない。この七つの大罪、いちいち御もっともである。

マハトマ・ガンジーの葬儀を撮った一枚の写真を思い出す。枯れ木に登ってガンジーとの別れを惜しむ者がいる、遥か彼方に霞むほどの群衆、ファインダーの中で、かの”ブレッソン”も悲しみを共感したに違いない。・・・ふと思い出したのが、オムニバス形式で作られたフランス・イタリアの合作映画、「七つの大罪」、ロベール・オッセンやクロード・オータン・ララなど当時の名監督がいる。キリスト教の戒律とでも云うのだろうか、こちらの方は、ユーモアとウイットに富んでいて、とても面白かった。・・・、この思い出は、17~8歳の頃だったろうか・・・

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とろろ飯

Photo Konica Minolta Dimage X60

三合か五合枡に盛り上がるほどのきざまれたワケギが運ばれてきた。
かつて田舎で使っていたことのある、あの穀物を量る枡である。
ワケギと云うより、小ぶりのネギと言ったほうがいい。独特の”京野菜”と云うものかも知れないが・・・
その枡に散蓮華が添えてある。・・・????はたと思案にくれた・・・、で、その蓮華で、そっとネギを掻き分けてみた、・・・何もない、ただネギのみである。      
・・・、嵐山から桂で乗りかえ、四条烏丸から祇園を抜けて丸山公園へ、先々週の暑い一日を歩き回った。・・・で、疲れ果てて食事にしようと思ったが生憎と適当な店がない。場所柄、数千円代の高級な食事処が多い。観光客相手で、私のように散歩がてらに来るような者を対象にしていない。デラックスな食事は年に数回でいいし、年金から頂く小遣いでは、うっかり気を許すとフィルムも買えなくなる恐れがある。従って、綿密な計画経済の感覚を持つことが必要だと常々心している。・・・、先の続きになるのだが、この店、高瀬川沿いにある。森鴎外の短編「高瀬舟」の、あの川なのだ。この店からちょっと川下が、流人舟の船着場だったことは後で知った。高瀬舟の中での、罪人「嘉助」と、同行する同心「庄兵衛」との会話が、今にも聞こえてきそうな感じがするのは、昔の民家風で、古い民家の廃材で造られたような店構えと、窓の下を流れる高瀬川の”せせらぎ”のせいであろう。そう思える程浅く、川幅数メートルの清流である。夏に来た時は、岸辺のアジサイが川面に垂れ、清流に揺られていた。「さくらの頃に来て下さい」と別の喫茶店のママさんに教えられた。そう云われて見れば、対岸は桜並木が高瀬川を蔽っている。・・・、罪人「嘉助」が高瀬舟で大坂へ送られる日、「・・・暮方から風がやんで、空一面を蔽った薄い雲が、月の輪郭をかすませ、ようよう近寄って来る夏の温かさが、・・・」とある。朧月の中で護送される罪人「嘉助」、流れる雲の濃淡を透して光る月光に照らし出される「嘉助」の顔は、晴れやかで、目には微かなかがやきがある。と・・・1938年出版のこの作品、「安楽死と云うテーマ」はいまだに解決していない。
さて、ネギの話に戻るのだが、「聞くは一時の恥」を覚悟で、たずねてみた。「このネギ、何に使うの?」、女の店員さん曰く「なんにでも使ってください」。・・・???、そう言われても、目の前にはコップ一杯の水と、このネギだけなのに・・・、途方にくれ、きざまれたネギを蓮華でかき回している姿は、滑稽であったに違いない。しばらく経って、かの女店員さんが、盆をもってやってきた。お茶、漬物、お吸い物、とろろ、そして大きな丼茶碗、その中にはご飯が敷き詰められている、と云う表現がぴったりかと思うほど、・・・そう、一握りほどかも・・・。それでも、一応出揃ったと思えるから、最後の質問をしてみた。「”とろろ”には味がついているの?」、女店員曰く「薄味がついています」。ちょっと舌先でなめたが、味を感じない、???。だから、どうこうと言う気力も何も無く、ありったけの物を加えてかき混ぜ、蓮華で口に運んだ。吸い物にも、盛り上がるほどのネギを入れてすすった。とろろを加えて、かき混ぜたとろろご飯、途端にご飯の居所は分からなくなってしまった。それでも、枡に半分はネギが残った。・・・う~む、これは「創作料理」と言うものかも???、自分の認識不足がもたらした悲劇、ひょっとしたら、目の前に「だし汁」なる物が置いてあったかも、でも、そこまで機転が利くほどの余力は残っていなかったから・・・

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キャノンP

Pict0003_2 Konica Minolta Dimage X60

クールダウンの二ヶ月足らずは貴重な経験の連続だった。このキャノンPとの出会いもそうだ。私の青春時代から、同時代を共に駆け抜けたカメラと思えば、愛しさはひとしおである。眺めているだけで、過去が甦ってくる、クラシックなカメラにはそんな懐かしさがある。無傷のこのカメラ、あまり使われた形跡がなく、プレッシャープレートにフィルムを通した痕もない。吊り下げる金具のすれた痕もなく、タンスの中にそっとしまってあったものらしい。レンズのカビは致し方ない。キャノン f1.8 50/mm、絞りの後玉に胞子状のカビ、実写(モノクロ)撮影では問題はなかった。曇りはなく、クリアーで、無論擦り傷一つ無い、50年を経たにしては立派である。唯一、シャッタースピードの一秒に問題がある。引っ掛かりとむらがある、高級スピードの宿命なのかも知れないが・・・、数奇な運命をたどったこのカメラ、どんな写りをするのだろうか・・・、

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真昼

1 Photo

Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Kodak-400 TX

ある会話から

「もう~、今朝は大変だったのよ~!!」 と、,ことさらに強調する。「あ~ら、どうしたのよ?」……、大ホールのらせん状の階段を上り、緩やかなRを描く回廊に沿って、うなぎの寝床のように延びた喫茶店でのことである。カウンターにセットされた椅子に腰を掛け、コーヒーをすすりながら、いつしか会話の弾む隣の老婦人に聴覚は集中していた。「それがね~、お漏らしなのよ~」…、「え、誰が?」…、間髪をいれず「勿論主人よ~」。「あら~」と、同情の動きを見せながら、「それからどうしたの?」と斬り込む。横目でチラリと見たところ、私よりは若干先輩で品のいいご婦人である。自己ひいきをしているつもりはないが、間違いない。…で、話はどんどん進んでいく。最初は、ある日突然に失禁が始まった、と言うことなのかと思っていたが、違う…、大のほうなのだ。その後始末を済ませてきたから大変だったと言うことが分かった。聞けば私も同情を禁じえないが、むしろ粗相をした亭主にである。…人間としての尊厳や、男の沽券や面子が一瞬のうちに崩れ去ったに違いない。そうこうしている内に、「もう時間よ」と言いながら二人連れは出て行った。…「診療所の開く時間なんです」と、店の人…。…わが身につまされる、…半世紀程をかけて夫婦で築いた絆は、巨万の富にも換えられまい。この夫婦もきっと終着駅を見据えながら、結ばれた絆で歩むだろうと……、そんな余韻を感じながら店をでた。

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本日閉店

Pict0001aguripa

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暮れる街

Photo

Minolta CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak 400TX

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街角

Photo HASSELBLAD  500/CM  Planar 80/mm f 2.8 TMY

順風満帆でセーリングするヨットとジャンプするイルカの絵、その側に駐車するモーリス…、一方通行の路地に面したビルの工事現場の光景がなんとも妙に映る。…“妙”「――そうか、科学や哲学を以ってしても解明できないのか」なんて妄想をしながら気分は落ち込み、深刻になってきた。…しばらく歩きながら、馬鹿げた妄想と付き合いながら見る風景が不思議と新鮮に見えてくる。それが楽しい・・・ ・・・

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ブック・ストアー

Photo HASSELBLAD  Planar 80/mm f 2.8  Tri-X

小沢代表辞任・・・、“ねた切れ”の折に、恰好の獲物が降ってきたと云わんばかりにマスコミは餌食にする。決断の無さが傷を深くした民主党、とかく黒い影の付きまとう小沢氏を代表にしたのが間違いだった。クリーンだけが政治だとは誰も思ってはいないが、その辺りは“言わずもがな”であろう。口先で唱える立派な政策もさることながら、やはり根幹になるのは“人”そのものなのだと思い知った。・・・正直に綻び無し・・・である。

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葛城讃歌

1

2 HASSELBLAD  500/CM  Planar 80/mm f 2.8  Ektachrome EPR

一週間の春休みを戴いたら“ノーテンファイラー”と云われかねないほど、頭の中は空っぽになった。きれいにデフラグされたわけだ。気分のすっきりしない方にお勧めしたいのが葛城山のつつじの群生、今からが見頃、ウォーキングの好きな方は登山を、で無い方はケーブルで登って下さい。おにぎりと冷たいお茶があれば最高です。ビールの好きな方は、飲みながら彼方の金剛山でも眺めて下さい。癒えること請け合いです。帰る頃には総てがリセットされています。

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曽根崎

Photo Konica Minolta Dimage X60

予想はしていたが、健康診査の結果、生活習慣病の予備軍を抱える事になった。血糖値、コレステロール、おまけに心臓ときた。これだけ抱え込めば歳相応、誰と比べても遜色はない、厄介なお付き合いをしなければならない隣人が増えた。

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バルバラ マーケットプレイス

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Konica Minolta Dimage X60

大阪市北区中崎町、私にとって思い出の町と言っていい。梅田に隣接していながら、50年も前の面影を残す町でもある、が…「ずい分変わったな~」と思わせるところも多い。――阪急電車の改札を抜け、エスカレーターで降りた所を左へ(東)、信号を越えてJR環状線に沿って進む。かつては倉庫であったガード下は今やファッションの店に変貌している。洒落たウインドウのディスプレイも楽しいのだが、“風変わり”な店に出くわした、その名も“バルバラ”、…「バーバラ、いや~ありふれた名前だ、ひょっとしてバーブラと読むのかな~」なんて独り合点していたが間違っていた。――入り口に並べられた洋酒の空ビン、正面にはパネルに張られたB5サイズほどのメニューの写真、その多さに驚きながら眺めていると、店員さん、勿論若い娘さんなのだがメニューの写真をパネルに貼り始めた。どんな会話だったか記憶にないが、「準備はできているので、よろしかったらどうぞ」と言うことだったと思う。おなかが空いているわけでもなく、喉が乾いているわけでもないが、好奇心も手伝って思わず入ってしまった。AM11:00開店のこの店、誰もいない、そのはず、今がジャスト11:00なのだ。晴天の戸外から入ると一瞬暗く感じるのだが、左右と奥行きの深さにある。そんな中で、星屑が降るように天井から“ランプ”が…、ランダムに置かれたテーブルに椅子、腰を下ろせば、燦燦と降り注ぐランプの光の彼方にワインが輝く。私はアルコールに縁が無い方だが見ているだけでも楽しい。カウンターの向こうに吊られたワイングラスから、風鈴にも似た響きが聞こえてきそうである。――塩バターのクレープ+ドリンクと共に、この空間に浸ってみてはどうだろう。――あなたに降り注ぐランプの光が、きっと一日を変えるに違いない。…初めてだったが、暖かいクレープに乗った冷たいクリームは美味かった、そしてコーヒーも……

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昏れる

Photo Konica Minolta Dimage X60

先だっての四国行きは疲れた。いまだに後遺症がのこり、今日UPするはずの“西日の刻”を、誤って昨日発表してしまった。…俺も“黄昏始めた”か、なんて思いながら…、見知らぬ親戚の中で“身の置き場”も“目のやり場”もないほど孤立状態の私、尋常な疲れではなかった。「葬儀は疲れますな~」と話しかけてきた人もいた。同じ境遇なのかもしれない。家内の妹の旦那と云う事で、ほとんど面識がないため致し方ないのだが・・・、で、翌日、叔父と叔母を訪ねる。行き先は“ホーム”である、・・・あの気丈な叔父の姿はない、「ふさ子よ~、分る~」と家内…、返事より先に涙が流れた。言葉を忘れているとは思えないが、感情は俊敏である、叔母も同様、住家は跡形もなく、無残であった。……向こうの方に手を振る人がいる、身内の者が訪ねてきてくれたと思い、喜んでいるのだと言う。報道番組で見る光景と現実とのギャップ、重苦しい帰路になった・・・

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西日の刻

0104 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  YA3  Tri-X

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無題

2 Minolta CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Tri-X

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ペインター

Photo_2 Nikon  F  zoom-nikkor 28/mm-85/mm  Fujichrome D

先日、産経新聞の生活紙面で面白いエッセイを見つけた。この“隣の芝は青く見える”は、日常のどこにでも見受ける“夫婦の情景”なのだ。独身で父親と同居しているらしいこの女性作家、夫婦でしか通用しない“やり取り”を、驚愕と、ちょっぴり羨望のまなざしで見ている。当たり前と思えるこの夫婦、うらやましい・・・

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相棒

Photo Nikon  F  nikkor 105/mm f2.5  Tri-X

好日に高い木の上でお仕事とは羨ましい。さぞ会話も弾んでいることだろう。…で、いま話題の“豚インフルエンザ”が方々に飛び火し始めた。次から次と地球規模の問題が起こる。グローバル化のデメリットの部分が目に付きはjめる。“テロ”から始まって“鳥インフルエンザ”、“リーマンショック”、北朝鮮のミサイル問題が“豚インフルエンザ”にとって代った。中には、中国発の“食”や“玩具”まで生活の根幹にまで及ぶものもあった。・・・かの、写真家「アンリー・カルティエ・ブレッソン」もグローバリゼーションを否定していた。個性を無くすべきではないと・・・

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郷里へ

1 どんより曇った伊丹空港、私の心も曇っています。2歳年下で逝ったのですから・・・

Photo JR四国、各駅停車は一両編成のワンマンカーです。乗車口は、車両の最後尾で、降車口は前で、運転士さんが切符を回収します。

Photo_2 変わらないのは、道後温泉の本館くらいでした。腰痛を患ったとき、下駄履きで“ちんちん電車に乗ってここへ通いました。出たり入ったり3~4時間はいました。

Konica  Minolta  Dimage X60

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運河

Photo Minolta  CLE M-rokkor 28/mm f 2.8  O2  Kodak 400TX

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街角

1 2 Minolta  CLE  M-rokkor 40/mm f 2.0  Kodak 400TX

歩道に垂れ下がった小麦の穂、ドアにとまった“てふてふ”が、今にも飛び去りそうでした・・・

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ピーマン

Photo_3 Konica Minolta Dimage X60

自己紹介をしている訳ではありません。

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すだれ

Photo_2 Minolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak  400TX

ここ,宝塚市にある「清荒神」の参道、店の間にある階段の下が母屋である。そこには必す簾かよしずが掛けてあり、目隠しや遮光の役目を果たしている。夏に向かうこれからは、涼を演出する素材にも変わる。庭に置かれた椅子が涼しげに見える。緩やかで細い坂道が荒神さんへ導くが、中国自動車道の巨大なコンクリートの橋が頭上を跨いでいるのは異質である。

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0090Minolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak 400TX

影の部分に日が当たり始めたた“漢検”問題、その構図が浮かび上がる。― 三ノ宮ガード下、肩触れ合う通りに並ぶ店はファッションで賑やかだ。おしゃれの神戸らしいガード下に変身している。かつての暗い世相や影を想像させるものは何もない・・・

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Photo Minolta  CLE  M-rokkor 40/mm  f 2.0  Kodak 400TX

城山三郎さんの後を追うように、上坂冬子さんが逝ってしまった。このような方にこそ、いつまでも生きて警鐘を鳴らし続けてほしかった。

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神戸

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Minolta  CLE  M-rokkor 40/mm f 2.0  Kodak  400 TX

風見鶏の館前広場には、サキソホン片手にジャズメンがいる。異なった文化のコラボレーションがいたる所にに散在し退屈しない。さ迷える楽しさを持つ町なのだ。

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晴れた日

Photo Minolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak 400TX

記録を超えた先の“その景色がどんなののか見てみたかった”と文学的表現をするイチロー、さすがと言うほか無い。いやなニュースの多い中で、一際輝いて見える。 ― 超えて見た景色は素晴らしかったろう。これからも限りない“関”を越えて、“その風景”を求め続けてほしいと願う。

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Photo Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Kodak 400TX

人絶えた虚飾の街、息を止め眠りにつく… 

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泊まり舟

Photo ASAHIPENTAX  SP  SMC-TAKUMA  28/mm f 3.5  Tri-X

ここ亀岡が「保津川下り」の起点である。点検で並んだ舟が出番を待つ、1時間30分の終着は嵐山、身も心も洗われてすっきりすること請け合いです。…で、すっきりしないのが、受検者を食い物にした公益法人「漢検」、親子して儲けに奔走した行為は許せない。監督を怠った文科省もさることながら、教育に対する背任と倫理の欠如は“何をか言わんや”である。…“汚れた紳士録”がまた増えた。

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Photo_2 Minolta CLE  M-rokkor 40/mm f 2.0  R60  Kodak 400 TX

CO2削減の取り組みはなかなか進まない。急がないと北極の氷が溶けて水位がが上がり、海中に沈む国も出てくる。「あ~、そう~」なんて洒落てる場合じゃないです・・・ ・・・、で、極東も“きな臭い”匂いがするが、「タイ」が「タイ変」なことになった。タイした事にならなければ良いが、それでも日本からの観光客が結構多いみたい。「赤シャツデモ参加ツアー」でも組んだら儲かるのでは?、本気で考えている旅行社があるかもしれない、…大阪の“オバちゃん”達が参加して盛り上げるかもね~・・・

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落花の頃

Photo Nikon  F  601  zoom-nikkor  28/mm-85/mm  Fujichrome

落花が始まった。光る風の中に舞う姿は女神のようでもある。…で、昨日の続きではないが、地名や町名に興味がわいてきた。大阪北部には風流で洒落たものが多い。…中でも、「鼓ヶ滝、鶯ノ森、早苗ノ森、美園、花屋敷、雲雀ヶ丘、蛍池」etc…挙げれば、枚挙に遑がない。それぞれの由来を探索する郷土史の趣味も面白いかもしれない。市役所の「市史編纂係り」などで研究されているようではあるが・・・

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夕日ヶ丘

Photo Minolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  R2  Kodak 400 TX

豊中市を縦断する“神崎刀根山線”を挟んで、東側に「旭丘」、西側に「夕日丘」がある。そばを流れる小川が「天竺川」、朝な夕なに手を合わせたくなる、…で、東京で気になる地名「日暮里」、…ごく最近まで(日暮れの里)と読むんだと思い込んでいた。まさか、(にっぽり)なんてポリエチレンの製造会社のような読み方とは思わなかった。東京の人、読み方を誤ったな~、訓読みにすりゃ~よかったのに…

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磯の印象

1 Minolta  CLE  rokkor 40/mm f 2.0  Tri-X

天皇ご夫妻が金婚式にあたり“感謝状”を皇后様に授与されました。― うちは“辛抱賞”(辛抱しよう)をあげました。対して“我慢賞”(我慢しよう)を貰いました。ささやかな、鍍金の金婚式でした。そのメッキもぼつぼつ剥げ落ちてきました…おわり

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夜桜

Pict0044 Konica Minolta Dimage X60

赤い満月が昇る、黄砂が飛んでないので“朧月”というほどではない。…が、心もち紗をかけた感じに見える。猫に誘われて近所の名所へ出かけたが、猫は興味が無いらしい、そこで猫は放ったらかして撮影した。…猫が行方不明になって困ることになったのだが…

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花梨

200904071606karin 携帯写真

花梨の花が咲きました。とても可憐(カリン)です。“金は借りん”と縁起を担ぐ商人もいるとか…収穫したら“カリン酒”でも作ってのど薬にでもしよう。

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北野町界隈

Photo Photo_2 Minolta CLE  M-rokkor 40/mm f 2.0  Kodak 400 TX

1年を目標に始めたブログ、今日、満1年を迎えた。優等賞ではないが、皆勤賞は取れた。誰かさんの言葉を借りて、自分を褒めてあげよう…。― で、快晴の4月2日、神戸を歩いてみた。三宮から北野坂を抜け異人館通りへ、突き当たり右側が、例の英国館“シャーロック・ホームズの館”である。その先の急坂を左にとれば“うろこの館”があり、日差しの中、子供たちが犬と興じていた。― 何故か今日は、日曜画家が多く“風見鶏の館”前の広場で描くこのご婦人、馴れた手つきで筆を走らせていた。 ― 歩きながら、ふと“空き店舗”が多いのに気が付く、経済危機の影響が形となって現れているのだ…。地元の方の話では、異人館ブームに乗って、大阪・京都の商人が出店、採算が取れなくなると引き揚げて行くのだと言う。地元の者でないと北野町は守れないと嘆く、異人館ブームが始まって30年ちかくが過ぎた…。 

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花の頃

Photo_3 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

京都南禅寺、かの石川五右衛門が、山門の上から京の町を眺め、“絶景かな”と云うセリフは有名だが、本当かどうか…、その山門から入り、疎水を伝って山科まで歩くルートは桜の名所である。疎水トンネルからの流れに浮かぶ落花が幻想的である。

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銀閣寺にて

Photo_2 Nikon  F  nikkor 105/mm f 2.5  Tri-X

ページをめくる指が生き物のように動く、しばし見惚れてしまった。…多分、楽器を使える方なのだろうか。―― 小学生の頃、ピアノを弾く“おなごの先生”に頭の天辺をポンと叩かれると、とても痛いことを誰もが知っていた。例外なく私もその経験者なのだ。あの鍵盤を叩くスピードで脳天を直撃されたらたまったもんじゃ~ない。…かの先生、片手には“鞭”を持っている、それで黒板を叩く、“呑み込み”が悪いと、やおら教壇から降りてきて、児童の頭を鍵盤に見立てて“コン”と一撃を食らわす、まことに始末が悪い。戦時中はそれが普通だったのだが…。―― 師範学校を出立ての“清水先生”、今も忘れられないし、以後清水と言う姓に“一目置く”ようになった。…60年以上経っても忘れさせない、あの一撃は流石である……

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Photo Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

昼食をとっていたら「飛翔物体が発射されたもよう」と言うニュースが流れた。昔し流で言えば、さしずめ「東部軍管区情報」と言うところか…、間もなくして、「誤認で、発射されていない」と訂正の報道、日本中がドタバタ動転している姿を諸外国にはどのように映ったか、“何をか、言わんや”である。…ロケットが故障したのだと家内は言う…。そうかも知れない、技術力を誇る?日本ですら、レーダーが誤作動して、それを扱う人が誤認するくらいだから有りえる。本番で、迎撃ミサイルの発射ボタンを押しても弾が出ない、調べてみたら弾が込めてなかった、なんて事にならないよう願いたい。少々心配だ、聞き飽きた台詞「二度とこのような事が起きないよう・・・」と言う弁解は困る…。

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民家

Photo_4 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

間もなく“花祭り”、砂糖の無い時代に、近くの祠に“甘茶”が置かれていた。勿論、お釈迦さまにそそぎかける為のものだが、誰でも飲めるように、大きな土瓶と、湯飲みが置いてあり、とても美味しく、よく飲みに行った。お餅や饅頭の餡もすべて塩味で、唯一の甘いものだったように思う。当時の祠や童像が今でも在るのだろうか、行ってみたい気がする。

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Photo_3 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-x

“山笑う”という季節、響きとは裏腹に苦い思い出を持つ人も多いのではなかろうか。青春時代に限ったことではないが、受験、就職、年度替りの転勤等々、希望と不安が交錯する時期でもある。― 修学旅行なのか、ここ比叡山延暦寺に参拝する生徒たちの姿が多く見られた。何に“願”を掛けているのだろう、これから起こる様々なドラマが、生涯の1ページに刻まれることになる。
…春という季節は、そのような舞台でもある…

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信楽

Photo_2 Minolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Tri-X

信楽といえば、1991年の“世界陶芸祭り”期間中に起きた鉄道事故を思い起こす。信楽高原鉄道とJR西日本の列車が正面衝突、大惨事となった。大阪からJR東海道線で滋賀県草津で乗り換えて貴生川へ、再度信楽高原鉄道に乗り換えることになる。当時は列車ではなく、車で行った。京阪国道(R1)の枚方バイパス先から京田辺に向かい、一休寺の側を抜けて木津川を渡り、山を越えて、もっぱら裏街道を利用した。“安く、速く”がモットーで、誰がどの区間を運転するか“”ジャンケン”で順番を決めていた。楽しかった頃である。― 何箇所かの“登り窯”の辺りには焼き物が散在し、木々に掛けられた信楽名物のタヌキが“タヌキ囃子”よろしく揺れていた。

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夜桜

1023 Minolta  CLE  M-rokkor 40/mm f 2.0  AUTO-CLE Tri-X

「自民党回復する」。…“支持率低下症”という症候群からの症状改善を意味する。原因は、民主党という薬を頼りにしていたが、「やはり駄目か」という落胆と諦めである。切れない包丁で完熟のトマトを切っているようなもどかしさもさることながら、人材の無さを露呈した。「これじゃ~天下盗ってもやれるわけないよな~」という国民の反応……、夜桜と共に散るのが、男子ならぬ民主党の本懐のような気もするga?……、

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明日香にて

1022 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

石舞台の上に登って子供たちが遊んでいた頃と違い、フェンスが作られ入場料が要り、向いには駐車場とお土産屋、昔とはずいぶん変わったが、明日香の人々はそんなに変わらない。歴史あるが故なのかも知れない。― 弥生とは“草木が茂る”の意味からきているらしい。迎える“卯月”は、卯の花が咲く月ではなく、干支の4番目の“卯”からきていると云う。―― かなり昔の話だが“頓行”さんと言う苗字の方と話し合ったことがある。全国でも数えるほどしか無い珍しい苗字で、正しく呼ばれる事はほとんど無かったらしい。トギョウさんとか、トンコウさん(どこかの国の地名)とか呼ばれることが多かったと…、で、本当は「トユキ」さんと読むとのこと、順番待ちの時など“トンコウさ~ん”なんて呼ばれてみるのも面白いかもしれない。

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憩い

Photo Minolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak 400-TX

間欠的に響く“コ~ン”という乾いた音、児童公園の片隅で行われるゲー・トボールである。とかく“引きこもり”になる高齢者にとっては格好の健康剤のようだ。―― で、市民健康診査が、今日と明日の2日を残すのみとなった。“メタボ”の予防にに重点を置いた(特定検診)である。…この機会にと思いながら、一年が経ってしまった。今日は受診しようと思っていたのだが、うっかり朝食をとってしまった。残る1日に賭ける。…健康に勝るものなし、明日は忘れずに朝食を抜いて、頑張ってくることにします。…貴方はお済みになりましたか?……

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ウインドウ

1020 Minolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak  400-TX

窓と言うような“がさつ”なものではない。シンメトリックな中の風景は、ナイーブでありフォトジェニックである。トア・ロードを歩きながら、現実から遊離する楽しさを味わった・・・

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アイランド

3_2 Minolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak  400-TX

メリケン波止場から海岸沿いを東へ、ハーバー・ハイウエーの側道を渡る。神戸港を跨ぐハーバー・ブリッジはジョギングやウオーキングのルートでもある。三々五々行き交うアスリートたち、潮の香りを嗅ぎながら一日が始まる。…ここ、北公園には仕事始めの準備体操をする人達もいるし、早くから釣りを楽しんでいる人もいた。しばらく見ていたが、面白いほど“小あじ”が釣れていた。霞む六甲を眺めながら……

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日だまり

0106_3 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

橋下知事“初挫折”なんて云う記事がある。マスコミの短慮もさることながら、挫折したのは知事じゃない。思考と行動のスピードについて行けない“議会”である。このような府議会は、世相暗黒の時期に現れた“救世主”を葬りかねない。お陰でWTCは二次破綻、大阪市も苦境に立つ。次回の府議会議員選挙には、心して考えておかねばなるまい。せっかく,過去の悪しき大阪を脱皮させようとしているのに…

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Photo_4 Minolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak  400-TX

“コバンザメ”を従えた二世、三世の議員が4割、官僚出身議員が30%を占める日本の政治は世界でも珍しく、選挙における投票率は下がる一方、投票しても何も変わりはしないと棄権する。結果選挙に受かるのは組織票を持った候補と云う事になり、そこに利権が絡む。夢も希望も持てない国だと云う日本を、アメリカ、ドイツ、フランスなどとデータで比較してあるが、事情の異なるところもあると思うが、然し“当たらずとも遠からず”の感はいなめない。― 政治離れが益々増える。無関心層を何とか食い止めないと泥沼に入り溺れることになる。今度の選挙は、日本国の浮沈をかけた選挙になるかもしれない。組織に縛られない庶民一人一人が“キー・パーソン”になるだろう…、それにしても“どの党に”、“誰に”迷うと云うより“託せる党や人”がいないのだ。兎に角、グレイゾーンの政党や、候補者は選ばないことだ……

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目覚め

1025 HASSELBLAD  500/CM  Distagon CF f 4 50/mm FLE  O2  Kodak  TX 6043

勝った~!!、感嘆符を幾ら付けても付けたりないほど感激した。花も盛りの季節、連覇という偉業を成し遂げた“侍ジャパン”を祝福し、共に余韻を楽しもう。“云う事、書く事なし”、総てが蛇足になるから……

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Photo_3 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X YA3

1995年、このドジャースタジアムにトルネードを巻き起こした日本人がいた“ドクターK”、云わずと知れた投手野茂英雄である。後続を促すパイオニアとして、この地で戦い続けた。世界の頂点を決するこの場に“侍ジャパン”がいることは誇りである。―― 1949年、オドール監督率いる“サンフランシスコ・シールス”が来日、挑む全日本が、あたかも巨人に立ち向かう子供のように感じられた60年前の記憶が甦る。コン・デンプシー、ロイ・ジャービス、ブロッカーなどの選手名が浮かぶ。今日“侍ジャパン”が決勝戦に挑む、日本の地からエールを送ろう…

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遊園地

Photo_2 Nikon   F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

汚れた政治資金で右往左往する中、北朝鮮の“人工衛星打ち上げ”と銘打ったロケットが打ち上げられる、らしい。日本上空を越えるというのに、政府は国民に対して何の説明もしない。まさかのときは、迎撃すると言うが、国民は唯天を仰いで見ていれば良いのか。終戦間際の本土空襲が日常事になった頃、白昼の大空をB29の大編隊が悠々と飛ぶ様を、唯呆然と見上げていた。― そんな頃、木の枝にブランコを作ったこともあった、…遊園地なんて云うものは無かったが、自分で遊び道具は作って遊んだ、夏は“いかだ”を作り、川に浮かべて遊んだし、馬車と呼ぶ乗り物を作って坂道を飛ばしてもいた。そんな中で終戦というかたちで終局を迎えたが、…さて、今回はどのような“大団円”を迎えるのか?、戦争ではないにしても、何の不安も緊張感も感じられない、他人事のようである。…「弾道が狂って本土に落下したほうが後々のためになる」なんて、極論を云う人もでた。日本海という名の“堀”は、もはや役目を果たし得ないということを自覚すべきである…。

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閑日

Photo Nikon  F  nikkor 28/mm f 3.5  Kodak  TMY-400  YG

お彼岸の3連休も最終日になった。高速料金の割引なども相まって郊外へと行楽に出向く。お陰で利用者は30%~50%増しとか、経済効果も上り、“笛吹けば踊る”の効果が出た。―― 方や人も車も出払った大都会の一角を、悠々と独り占めして太公望を決め込む人がいる。…最高の贅沢である…

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Photo_5 Minolta  CLE  M-rokkor 40/mm f 2.0  Kodak 400-TX

どちらを見ても、いいことは無い。物事をネガティブに考え、暗くなってしまう。お彼岸を期に、気分だけでも明るくと思うのだが…。―― ひょんな事からブログをはじめ、間もなく満1年を迎える。“三日坊主”を自認する私が続けられたのは何でだろう?。……若かりし頃と今と何も変わりはしない。唯一の変化は歳をとったと言う事くらいである。歳を重ねるごとに、持続性と忍耐力は培われていく、歳をとるということはその様なものかも知れない。―― ところで、“お彼岸”と云えば“おはぎ”を思い出す。お袋手作りの、暖かいおはぎは美味かった。“おはぎ”という語源は、秋の彼岸頃に咲く萩の花の色から付いたという話を聞いたことがあるが、“おはぎ“と”ぼたもち”の区別はつかないと言う。もち米で作ればボタモチ、うるち米で作ればオハギと言う説、方や餅で作ったのがボタモチ、もち米で作ったものがオハギと云う説、今もって定義らしきものが見当たらない。地方によっては“ハンゴロシ”という物騒な呼び方をするとか、お彼岸の日に、半殺しにあってはかなわない…。

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坂の町

Photo_4 Minolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak 400-TX

メキシコとの国境に近い西海岸の港町サンディエゴ、ペトコ・パークは濃い霧の中にあった。…日の丸を背に”背水の陣をひく“侍ジャパンが対“キューバ戦に臨む。実況のアナウンサーは“運命の戦い”と興奮気味に叫び、緊張の中で迎えた4回、均衡を破って女神は“侍ジャパン”に微笑んだ!!。ティームワークと忍耐で勝ち取った勝利に見えた。最終回、沈黙の“イチロー”がセンターの頭上を深々と破り、起死回生の一撃となった。霧も晴れ、不安も払拭されたであろう“侍ジャパン”、新たな戦いに挑む……。

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閉ざされた窓

Photo_3 Minolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak 400-TX

WBCの決勝進出を決める対韓国戦、“神風”は吹かなかった。暗い事のみが多い中で、人々の心を奮い立たせる灯明であることは、TVの視聴率の高さからでもうかがえる。専門家は、力は互角だが打撃において韓国が勝るという評価をしていた。客観的且つ冷静な判断であった。結果は結果以外の何者でもないし、受け入れるしかない。契約金数十億円、年俸数億円という庶民から見れば途方も無い収入のスーパースターたち、マスコミの煽りもあって、“侍ジャパン”強しと洗脳されてきた結果の落胆は大きい。野球のみならまだしも、いま、同じことが政治や経済などあらゆる分野で起こりつつある危うさを感じる。― アジアの野球史に着々と歴史を刻む韓国にエールを送ろう……、次の戦いに挑む“侍ジャパン”には悔いの無い戦いをして欲しい、その結果に対して“共に喜び、共に泣こう”ではないか…

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日向で

Photo_2 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

陽射しのぬくもりが感じられ、吹く風が涼しげに頬を抜けてゆく。山々の変化する彩りや、日ごとに薄らぐ雪に季節の移り変わりが感じられる地方と違い、“お彼岸”と言っても、都会では実感がわいてこない。スーパーに並んだ“仏花やお供え”が季節を告げる。…が、それとて季節を問わず陳列には置いてある。― 食で云う“旬”という言葉が形骸化し、季節の移ろいに鈍感になる。四季折々の変化がもたらした文化や習慣が失われ、人もまた喜怒哀楽、心の表情までも失いかけている、彼岸を思うとき、ふと、そんな思いに駆られた。

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開店前

1 2 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Kodak TMY

写真家は、“鷹の目とビロードの手を持つハンター”であると、かのE.C.ブレッソンは云う。― 鋭い洞察力としなやかな感覚で、一瞬のうちに空間を切り取る術を指すことだと思うが、至難の業を、いとも簡単そうに表現する。―― 意思の伝達手段として言語に勝るものは無いと思うが、時として言語に勝るものもある。…“目は口ほどに・・・”と云うこともある。いつまでも飽かず眺めて語り合える、そんな作品を撮ってみたいものだ……、でも、舌足らずな“お喋り屋さん”に終わることがほとんどである。

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ジョコンダのある風景

Photo Nikon  F  nikkor-s 50/mm f2.0  Kodsk-TMY 400

謎と神秘の象徴“モナリザ”、微笑の解釈が様々であるがゆえに、“謎の微笑”と云われるのだろう。愛をこめた微笑なのか…、―― で、現代ほど“愛や夢”という言葉が、やたらと氾濫している時代も珍しいと云う。裏返して言えば、それほどまでに希薄になっていることをさす。演歌はもとより、福祉や人間関係において、多用されるが、文化の違いはさておき、本来は簡単に口にすべき言葉ではないのではなかろうか。多用されるがゆえに、薄っぺらな響きを持つ、キリストは“隣人を愛せ”と説き、仏教では“愛してはいけない”と説いていると、宗教学者は言う。…愛はエゴセントリック(エゴ)だと説き、仏教では“慈悲”という言葉で表現している。…抹香臭い話になったが、その心算はさらさら無い。― で、この工事現場の覆いに描かれた巨大な“モナリザ”、見るものを圧倒する。角度によって変化して見えるし、試行を凝らした表現は面白い。工事による騒音と危険を防ぐ為に作られた“思いやり”なのか、ならばこれも“愛”である。

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工業地帯

Photo Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

閉鎖や時短、残業がなくなり休業日も増える。―― 日本人は働き過ぎだと、世界各国から叩かれて、祝祭日が増え、土曜日まで休日になった。勉強時間を減らしなさいと言われた訳でもないのに、土曜日が休校になった。今頃になって、学力低下で右往左往の始末、結果、金持ち対象の“私塾”のみが繁盛し、大人のみならず子供にまで格差を付ける国の政策、将来の夢も語れなくなりつつある。―― 政党政治の悪しき面ばかりが目立ち始めた。政治の場が政争の場に変わり、重箱の隅をつつく議論に終始する。日本国貨幣を発行しようと言う話も浮上し、事は益々深刻化してきた。“貧すれば、鈍する”、“泣きめ面に蜂”の例えにならないよう祈りたい。

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好日

Photo_3 MInolta CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Tri-X  Y2

二月堂の“お水取り”が寒との分岐点である。職場の点呼などで、毎年決まったように使われる季語でもある。彼岸を過ぎれば、吹く風も“マジ”に変わる。南に面したベランダには、所狭しと布団や洗濯物がはためき、日没前ともなれば、一斉に“パンパン”という音と共に取り込みが始まる。特にマンションや団地では、誰かが先頭を切ると連鎖的に始まるのは面白い。―― 東風(コチ)の吹く今頃、「スカートの襞こまやかに・・・・」などの句があるが、スカートなる物をほとんど見かけくなった。パンツ姿で闊歩するのが似合う時代なのだ。“マジ”と春の陽に暖められた布団の中で「春眠暁を覚えず」なんて、朝寝坊が許される季節がやってきた……。

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運河沿いの道

Photo_2 Minolta CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak 400TX

基督教会のある旧居留地、川口から運河沿いに歩く。幾分かの面影を残しながらも、間違いなく変化している。九条附近も様子は変わっているが、感じは残っている。ミナミから九条を経て弁天町へ、“源兵衛の渡し”で西九条へ、が此花へのルートだった。九条近くの“松島”が栄え、庶民の賑わいが絶えなかった当時の活気はないが、行く人の気さくな庶民気質は失われていないようだ。ナニワの歴史的道を歩くウオーキングのルートでもある。“大阪ドーム”なる怪物も現れたが、時代の流れと思えば致し方なかろう…。庶民の重宝するこの道路、運河沿いに今も健在である。

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埠頭

Photo_4 Nikon  F  nikkor 28/mm 3.5  Tri-X  YA3

近頃、面白そうな話題がとんと少なくなった。で、先だって歯医者さんの待合所で、ある週刊誌をめくっていると、面白い記事があった。―― 云わずと知れた「お金」の話、…「お金持ちの方、たくさん使ってくださ~い、お金の無い方、がまんしてくださ~い」と叫んでいる政府、内需拡大をと言うのだが、無い者は使いようが無いの、無い無いづく目なのだ。…「お金の無い方には、無担保、0金利でお貸しします、その代わりに手形を切ってください」、コマーシャルペーパー(CP)と云う融通手形である。…庶民に貸して頂ける筈はなく、中央銀行(日銀)が市中銀行(一般都市銀行)へ貸し出す話である。景気浮揚のカンフル剤なのだが、誰もが知っている苦い経験がある。― 戦争の為に、裏付の無い「貨幣」を印刷してばら撒いた。担保の無い貨幣に価値はない、第二次世界大戦に敗れた「ドイツ」、トランク一杯の札束で、「卵」一個しか買えなかったと言う逸話もある。勿論日本も同じ経験を味わったし、「お金の専門家である経済学者が飢えた」という皮肉な巷談もある。いずれにしても「お金」の話は鬱陶しい。…経済学がディヅマル・サイエンス(憂鬱な学問)と云われる所以だろう。 

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裏通り

Photo Minolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak 400TX

裏町を歩くのは楽しい。人のいない狭い通りに並んだベンチ、何の目的で置かれているのか分からない、奇妙な景観である。― ところで、近くの内科診療所に行くと、たいてい7、8人の受診者が順番待っている。およその時間を計算して待つことになる。その間、体温計を脇にして雑誌に目を通す。その後、三々五々訪れる受診者が、先々に診察室に呼ばれる。待ち時間30分だったのが、50分になり1時間を超す事になる。気分の良いものではない、…云わずと知れた“予約”である。どんな方法で予約なのか分からないのが面白くない。その点、例の耳鼻科は携帯とインターネット(PC)からの予約が可能なのだ。予約をすれば、予約番号と現在の診察中の番号が表示される。何番目かが分かるし、公明で親切である。携帯も上手く使えば便利である、ちなみに、私は“地震やその他の災害時”に必要な事項は全てブックマークしているし、外出中の緊急時には「ワンタッチ」で家族に通報するように設定している。“ワンタッチダイヤル”する余裕も無いとき(口が利けなくなったとき)などには助かると思う。

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チャイナー・タウン

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Konica Minolta Dimage X60

紀元2669年の日本、中国の三千年とか七千年と云われる紀元に比べると桁が違う。国土も大きいが、広げる風呂敷も大きい。“白髪三千丈”、“千里鶯啼いて緑、江に映ず”…、いくら何でも、10kmも白髪を伸ばすはずもなかろうし、鶯の鳴き声が4000km先まで届くとも思えない。が、夢があって面白い…。―― 今日は歯の治療が最終日、謂わば“点検修理完了”なのだ。生憎の雨、しまっていた長靴を取り出す、例のゴム長という奴、最近はあまり見かけなくなった。風の強いときや、雨脚の激しいときには重宝する。―― WBCの初戦、中国に辛勝した。誰もここまで苦戦するとは思わなかったと思うし、ファンのインタビューでも韓国戦への不安が感じられた。それほどに“オリンピックゲーム”の印象が強烈に焼きついているのである。「野球人生の中で屈辱の日であった」と言うイチローの言からもうかがえる。―― その一戦、雪辱なるか!!、先鋒として“斬り込む”イチローに期待がかかる、ボックスに立つイチロウーの顔面は、心成しか青白く見えた。結果、ヒットと後続の連打による先取点で優位に展開し二戦目を制した。テレビの前で、一喜一憂しながら観戦するファンに比べ、“日の丸”を背負った選手たちの重圧感は計り知れない、それが勝負の世界であり、見る者に感動を与える所以だろう…

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お初天神の参道から

1 2Minolta  CLE  M-rokkor 40/mm f 2.0  Kodak 400TX

曽根崎と云えば「心中」が頭に浮かぶ。ビルに囲まれる「お初天神」、往時を懐古するには無理もあるが、今風に見るのもいいかもしれない。商店街から逸れて路地に入れば参道である。ひらけた境内は明るく、物語の悲哀を感じさすものはない。― が、かつては寂しい場所であったのだろう、昔々には大阪湾の孤島だったとも言われる。実際にあった「曽根崎心中事件」をモデルに、近松門左衛門が劇化した。―― すぐ傍の「梅田新道」は、国道1号線(京阪国道)と国道2号線(阪神国道)のジャンクションである。錯綜する車や人の群れが絶えないこの辺りが、伝説の地である。尼崎にある近松門左衛門の墓所も、幾たびか訪れた…。

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水ぬるむ

Photo Nikon  F  nikkor 50/mm f 2.0  Tri-X

3月ともなれば磯の香りにひかれて、潮干狩りに出かけたくなる。子供の頃に食べた‘にな貝’の味を思い出す。塩茹でした貝の身を、針で取り出して食べた。磯の香りと素朴な味が、閉ざされた季節の扉を開いてくれる…、弥生とはそのような季節だった。― 昨年10月6日に掲載した当ブログ「日差し」の寺、建仁寺の仏像が盗まれたと知って驚いていたのだが、やっと犯人が捕まった。盗まれていたのは、仏様の中でもエリート中のエリート、“観世音菩薩”なのだ。いわば最高裁長官を人質に取ったも同然である。閻魔大王(地蔵菩薩)も黙ってはいまいと思っている矢先、御用となった…、で、いずれにしても仏像を盗るなんて相手が悪い、なんでもお見透しの仏様を盗むなんて…、おまけに、宝泉院の“韋駄天像”も見つかったとの事、足の速いことで有名な韋駄天のお陰で早期決着をみたのかもしれない…

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流し雛

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4 5 Nikon  F  601  zoom-nkkor 28~85/mm ・ 80~200/mm  Fujichrome

3月3日の「ひな祭り」を迎えると、春が来たという実感がわいてくる。女子の無病息災を願ったのが起源というが、今は男女関係なく、伝統行事として楽しまれているようだ。「雅」なイメージを持つ京都の「雛流し」、古式行事のニュアンスを持つ山陰の「雛流し」等々全国で行われる。――ここ、加太の淡島神社、身動きも出来ないほどの見物客の群れの中で、写真どころではなかった。おまけに、雛を積んだ船が海面に浮かぶや、ウエットスーツ姿のTVカメラマンがビデオカメラを肩に海中に入り、舟にへばりついて撮影する。そこまでやるとは思わなかった、節度を逸した取材に、待機していたアマチュアカメラマンからブーイングが出る始末、それ以来二度と行ってみたいとは思わない、苦い思いをした。・・・南海電車が「流し雛」の記念切符を発行した平成.3年3月3日の思い出である。

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波止場の印象

1 Minolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak 400-TX

桜の開花予報がでた。例年より早く、高知では3月上旬とか…、我が近所では、例年四月のかかりに見頃を迎える。―― 30年ほど前になるだろうか、東京へ行ったとき、「靖国神社」へ参った。兄が祀られていることもあるのだが…、その時境内で売っていた30センチ程の「桜の苗木」を買ってきた。多分2~300円だったと思う。郷里に帰った際、屋敷の一角に植えておいた。主のいない屋敷で育ち、黙々として30年間守り続けてくれた。大樹となって今年もまた、見事な花をつけて、往時の「さんざめき」を聞かせてくれるだろう。

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英国館

Photo_2 Minolta CLE M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak 400TX

神戸北野町にある「シャーロックホームズの部屋」、異人館ブームの付加価値的存在、この類の異人館がたくさんあるが、私は入館したことはない。擬似空間にレイアウトを凝らしたものより、生活の痕を刻み込んだ館のほうに興味がわく。

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ゴンドラのある遊園地

Photo Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

遊園地の池に映った光景、メルヘンチックな表現を試みたのだが?……、かつて暗室でプリントしていた頃、引き伸ばしに失敗した印画紙に強い光線が当たると、反転した画像が面白い効果をあげることがあった。いわゆる「ソラリゼーション」なのだが、グレイ、セピア、ブラックの微妙なトーンが面白かった。……当時、技術的遊びはタブーだったが、実験はとことん実行すべきだとも書いてあった。現像途中のフィルムを80℃の熱湯と氷水に交互に浸す荒業もした、「レチュキレーション」である。…現像タンクに熱湯を注いだ瞬間、ボーンという音とともにタンクの蓋が高々と飛びあがった、今にしてみれば滑稽だが、お陰できれいなレチュキレーションに仕上げる技術はものにした…

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朝の光

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3 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

キューン~キューン~と歯を削る音、麻酔が効いているのに身体は硬直し、ハンカチを持った手は力いっぱい握り締めて汗をかく。先生や看護婦さんには、さぞかし滑稽に見えるだろう、が、本人にとってはそれどころではない。終わったときには英雄にでもなったような心持になる。…少々大げさだが、…昔「哀愁のモンテカルロ」という小説の中に、賭博師は決して顔の表情を変えないが、動揺は手に現れるというくだりがあった。口をいっぱい開けているから表情はどうかわからないが、硬直した身体と、握り締めたこぶしがその時の心境を物語っている。なさけないと思うが、怖いものは怖い…、ふ~、と深呼吸をすると、「大丈夫ですか?」と親切に声をかけてくれる先生なのだが…

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残雪

1_3  Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

ここ数日の暖かさから、今朝は急転直下の寒さとなった。三寒四温を繰り返しながら春は訪れる。……菅笠を伏せたような遍照寺山が影を映す「広沢の池」、舟を浮かべ「宴」を張る観月の名所である。嵐山から北嵯峨の田圃道に沿って歩けば、この池に出る。沿道に置かれた縁台に緋毛氈が敷かれ、月の出を待つ。平安の雅を残す風景は今も健在である、続く道が御室へと導く…

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桂川

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Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8 Tri-X

2月にしては暖かすぎる。これで冬の終わりなら、今年は雪らしい雪は見なかったことになる。せめて、子供たちの作った「雪だるま」が半日ほどは溶けないような…、子供のはしゃぐ声も聞こえなかったし、雪だるまが作れるほどではなかった。本当に温暖化の影響なのだろうか?…、地球は、今尚氷河期に向かっていると聞いたことがある。豪雪地帯の方には申し訳ないが、雪は風情があっていい。

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ある日の風景

Photo Nikon  F  nikkor 35/mm f2.8  Tri-X

私のためにあるような「バレンタインデー」、歯の痛みもなんのその…、宝石のようにラッピングされたリボンを解く、不等辺の箱には「白いトリュフ」が8個、「コルネ・ポート・ロイヤル」、ベルギー製である。……口の中で解けてゆくのを静かに待つ、カリカリと噛み砕くような「食べる」ではなく、溶けて広がる味を「味わう」のがいい、空腹を満たす性格のものではないのだから、……で、TVを見ていたら、特集ドラマ「老夫婦のお買い物…東京珍道中…」が始まっていた。流行のアクションとヴァイオレンスではなく、老夫婦と東京で働く独身の娘3人の人生ドラマである。老人は若い頃から写真が趣味であった。カメラの中古市で、夢であった「コンタックスⅢa」を買った。…8万2千円、想わぬ出費にホテル代も無くなった老夫婦、娘の部屋に厄介になるのだが、憧れのカメラを手に、飽かず眺めている老人を見る妻と娘が美しい。…夫婦って何だろう、親子って何だろう、人生の機微がうかがえる。…ふと思い出したアメリカ映画「黄昏」(on golden pond)、老夫婦と娘のドラマだが、親子の問題を扱った佳作であった…、もう一度見てみたい気がする。

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能勢街道

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菰江

2_2 菰江の銭湯

4 天竺川沿いのマンション

5 民家の猫

6 天竺川の松並木

7若竹池

Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

能勢街道を撮ろうと思いつき、旧街道の面影を追ったときのもの、……近々、能勢街道は踏破してみたいと思っていますが、足が動くかどうか、4回(4日)で踏破できるウォーキングもあるようだが、地図を頼りに一人でやらないと写真は撮れない、ぼつぼつ動くのが億劫になり始めたのが気になります、…

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沈んだ村

Image047 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

画面の下半分、今はダムの底である。橋は爆破されていたが、村人が行き来した生活の匂いは残っていた。 (一庫ダム)

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北条の石仏

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3 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8 ・ 50/mm f 2.0 Tri-X

寄り添った夫婦の石仏、ユーモラスで微笑ましい。この石仏群の中には、身内や友人の誰かに似た顔があると云う、…父母の面影に出会えるかもしれない、そんな気持ちで訪れるのもいい。…この「北条の石仏」、どれも幸せそうに見えるのは不思議である… (兵庫県 加西市 北条町)

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山間の学校

1 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

校庭にある「せんだん」の大木が枝を張っている。その枝に「孟宗竹」が立てかけて結わえられていた。休み時間には校庭に出て、この竹をよじ登り、せんだんの枝を伝って遊んでいた。… 枝に腰掛け、校庭で訓練する兵隊さんを眺めていたこともある。…授業の最中に突然空襲警報の演習がある。一斉に階段を駆け下り、校庭の周囲にある溝に飛び込み、耳と目を手で覆い、爆風から守るため身を伏せた。…終戦まぎわ、記憶に残る私の校庭である…

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レストラン

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3 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

フランスの至宝展で、ダイヤモンドで飾られた「ティアラ」と並んでいたのが銀製の食器類、贅の象徴であり、ステイタスシンボルでもあったのか、…晩餐会から料亭の接待にいたるまで今も引き継がれる、…なにかにつけて、都合のいい場所だったのだろう…

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須磨アルプス

Photo Nikon F-601 zoom-nikkor 28/mm~85/mm  Kodak Gold-100-5

山陽電鉄、須磨浦公園駅から公園の石段を上る。AM.5:15発の始発電車、三宮で山陽に乗り換えた。しばらく登ったところで日が昇る。

Photo_3 1997年1月20日の写真です。旗振山の茶屋前からの展望ですが、今も全く変わりません。明石海峡大橋が工事中で完成していませんでした。淡路島が霞んでいます。

Photo_4 昨日のブログに抜けていた「栂尾山」です。立派な展望台が作られていました。

 Photo_5

昨日、雨具姿で座り込んでいた場所が、中央付近のとがった所です。俯瞰して見ると「やせた馬ノ背」がよく分ります。

Photo_6 渡りきった場所から撮ったものです。頂上から尖っているところが登山道です。

Photo_7 昨日は、情けない恰好で終わりました。今日は馬ノ背の先の頂上にあるベンチからお別れです。……須磨の街を眺めながら。

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祗王寺の印象

1 2 Nikon  F  nikkor 35/mm f 2.8  Tri-X

五月雨の降りしきる中、柴岡亮子の乗ったタクシーは渡月橋を渡っていた。・・・「嵯峨野はどこえ?」と、運転手は生憎の雨に悔やみを込めてたずねる。・・・「祗王寺まで・・・」と、亮子は答える。・・・、「瀬戸内 晴美 著 『女徳』」、の初ページ部分であるが、多分、亮子は嵐山の駅前から乗車したのだろうし、もし雨でなかったら、嵐山の新緑に身を染めながら、嵯峨野路を歩いていたに違いない。・・・平清盛の寵愛を受けながらも、「祗王」は薄幸の生涯をこの庵で送ることになる。今でこそ楓に覆われ、苔を敷き詰めた庭が、贅とロマンを感じさすけれども、この隠居屋とも思える庵は、当時は昼なお暗い山の中だったのだろう、近くには風葬の地「あだしの」も近い、夜風に揺れる笹の音にも怯えるであろうこの地に、それにも勝る薄幸を背負っていたが故に、身をおくことが出来たのか・・・。

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冬の花

Pict0044 Konica Minolta Dimage X60

昨年の暮、嵯峨野を歩いたとき「清涼寺」の庭で撮ったものです。寒さが厳しいほど美しさを増す冬の花、・・・落ちた花びらさえも、凛として清涼です・・・

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奥琵琶湖

Image1203 Minolta  CLE  M-rokkor  40/mm  f 2.0  Kodachrome 64

西に傾く冬陽に竹生島が浮かぶ、霞む比良も間もなく白をまとう… …、写真に興味を持ちはじめたのが、昔流行った「日光写真」、硫酸紙に印刷された「ネガ」を印画紙に重ねて太陽に照らす、数十秒後に反転されて陽画にになる仕組みが不思議だった。カメラのある家なんて殆んど無かったし、ライカにいたっては家が買えるほど高価だったらしい、…カメラと云えば、先ずレンズに目が向く、磨き上げられたレンズが、よく写るぞ~と言わんばかりに目をむいている、…又、名前がいい、…かつて「ズノー」という名のレンズが評判だった、その名の響きが五感を揺すります。… …写真発祥の地フランスのレンズ、「ニコラ・ペルシャイト」が世界を席巻します…

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北山

Photo HASSELBLAD  500/CM CF  Distagon f 4  50/mm FLE  Kodak EPR

・・・川沿の道を往くと左右に広がる北山杉の美林に紅葉が点在する。道路沿いの民家の庭先で、北山杉が銘木として磨き上げられていく作業が見られるが、マンション化が進む中、伝統ある北山杉はどう生かされるんだろう、素人の私にはわからないけれど、住の文化が衰退しないことを望む・・・

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聖地紅葉

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HASSELBLAD  500/CM  CF Distagon  f 4  50/mm FEL  Kodak  EPR

つずら折を上りながら紀伊の山並みが、紺碧の遥か彼方にホライゾンをなす。聖地への道にふさわしい眺望は身を洗われるように思える、… …網代垣にも似た漆喰の塀に映える深紅、所なるが故か、「袈裟」のようにも見えて煌びやかである… …

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きく

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Nikon  F  nikkor  35/mm  f 2.8  Fujicolor

・・・美山町から亀岡へ抜ける途中、農家の庭先や田んぼのあぜ道に咲く花々が目につく。寒季に向かうモノトーンの風景の中でひと際艶やかに雰囲気をかもし出していた・・・

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晩秋雨

Photo_2

HASSELBLAD 500/CM  CF Distagon  f 4 50/mm FLE  Kodak  EPR

・・・山間部は雪に変わるかもしれないという予報通り、夜来の雨は晩秋に競演する楓の想いを絶つに充分なものであった。まだ、幾らかは残っているにせよ、それは空しい執着でしかない、・・・いさぎよさに感涙を流して見送る、・・・が、所詮朽ちてゆく宿命でしかない・・・

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結界の落葉

Koudaijifence

Nikon  F 601 nikkor-Zoom 28~85/mm  Fujicolor

周山街道を辿り、三尾の一番奥が栂尾である。谷川沿いの道に数軒の茶店が並ぶ、・・・せせらぎを聞きながら狭い急斜面を登れば、高山寺の白壁が紅葉の森へと導く、・・・老杉の坂道を行けば、落葉の響きのみが深山に沁みる、栂尾とはそんなところである・・・

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大和路晩秋

Photo_2 Fujica Six Fujinon 75/mm Ektachrome EPR

奈良から大和高田を抜け、明日香へ向かう途中、武家屋敷か庄屋跡のような風景に出会った。・・・繁忙期も過ぎ、静かに冬を待つ「古の都」があった・・・

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湖北

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Nikon  F  nikkor  35/mm f 2.8  Tri-X

変貌する湖北だが、それでも面影は消えていない。遥かに見える比良がいつでも厳しい表情を見せているし、度々の戦を重ねた歴史が残っている。・・・そこには、昔ながらの生活の跡があるし、戦に功をなした武家の家紋も残る・・・

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天高く

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Minolta CLE  M-rokkor  28/mm f 2.8  Ektachrome

倒木が生き物のように見えた。秋の空が青く高い・・・

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酒蔵の風景

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Minolta  CLE  M-rokkor 40/mm f 2.0  Kodak 400-TX

今朝は快晴で明けた。久しぶりで気も晴れそう、でも、何をするにしても、即行動は難しい、・・・特に私の場合、若干低血気味なので、助走期間が必要、気分が高揚しないと何もできない、・・・「気分を切り替えて集中」せよ、なんてよく云われるけれど無理、やはり内から湧き上がってこないと、・・・さてさて、気分を切り替えて、本日は酒どころ伏見、下戸の私ですが、酒の持つ雰囲気は好き、・・・「丹前に半纏を羽織りコタツで静かにかたむける杯は美味かろう」、なんて想像する。西洋風に「カウンターで、オンザロックの透明な響きを楽しむのもいい」、・・・然し、しだいに消えてゆく酒蔵、時代のニーズなのか、マンションに建て替えられていくと嘆く人がいた、・・・ビールや発泡酒、缶のノブを引っ張れば即飲める、それが多忙な現代にマッチするのか、・・・近頃日本酒の翳りが囁かれる、日本酒愛好家にとおっては寂しかろうが、冬の夜長を存分に楽しんでいただきたい、ゆっくりと寂かに・・・

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Gion2

Gion1

Gion3

Minolta  CLE  M-rokkor 40/mm f 2.0 Kodak 400-TX

祇園界隈の朝、打ち水された木戸口に生活の息吹が感jられる。やがて、ここを訪れる観光客たちは、忘れていたのか、或は経験した事の無い空間に、郷愁にも似た眼差しをおくる・・・

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太陽の二つの顔

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Konica  Minolta  Dimage X60

太陽の表裏二つの顔、何でしょうね?・・・男と女?・・・感情?・・・戦争と平和?・・・貧富の差?・・・、そう、昔々「貧富戦と男女戦」と云う本があった、中学生頃だから古い話、面白かった記憶がある、・・・テーマ通り「人類の進歩と調和」でしょうか・・・

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Kyouto1 Kyouto2

Minolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8   -40/mm f 2.0  Kodak  400-TX

ウロウロしていると色んなものに出合う。・・・とある工房、崩れかかった土塀に掛かった作品、周りと調和が面白い・・・

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山あいの朝

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Nikon  F  zoom-nikkor  28/~85/mm  Kodachrome (美山町・京都)

朝霧が谷あいを流れ、ススキは微動だにせず晩秋の水音を聞いている。朝の光の中で自然の会話が聞こえてくるような気がする・・・

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辻音楽師

Photo_2 Minolta CLE  M-rokkor 28/mm  f 2.8  Kodak 400-TX

町角でライアーを回す辻音楽師の老人を思い起こす。物悲しい響きが黄昏の石畳に染みる、希望を失いかけた若者にささやかな灯りを点す、・・・が、現代の辻音楽師はギターを奏で、楽しみながら元気を振りまいてくれる、・・・彼女も上手だった・・・CDが店頭に並び、テレビの中に彼女の姿が映るのも間もなくかもしれない・・・

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粋な花

Pict00041

Dimage X60

近所周りや公園に芙蓉の花を良く見かける、・・・が、この酔芙蓉なる花は一味違うものらしい。芙蓉の中の粋とのこと、マニアが多い・・・朝方は真っ白、昼頃に(この写真の色)、ほのかなピンク色に染まる、夕暮れ時には赤くなり、完全に酩酊する。・・・しかし「酔って管を巻く」無粋な事はしない、故に愛される酔芙蓉である・・・

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黄昏の街

Koube1 Koube2_2 Koube3 

MInolta  CLE  M-rokkor 28/mm f 2.8  Kodak 400-TX

南京町の中秋節を見に行った帰り、陽の沈みかけた街を歩いてみた、・・・かすかな潮の香りが吹き抜けてゆく、・・・トア・ロードの坂道をゆっくりとたどる、幾筋かの通りを横断すれば六甲の麓、メリケン波止場が見える・・・

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萩のある参道

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Mamiya RB-67 sekkor 55/mm  Ektachrome EX

重いカメラとデカイ三脚、肩に食い込んで痛い、・・・白豪寺の萩の花が撮りたくてやってきた、・・・泥道と石の階段、漆喰の剥げ落ちた土塀、何もかも全てにノスタルジーと、造り飾られたものにはない安堵を感じる、・・・生駒の落日に映える山門も素晴らしい・・・

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游览 中秋節

Pict00453 Konica Minolta Dimage X60

神戸の南京町、人垣で肝心な催しは殆ど見物できなかった。Pict00541

横丁の店が面白い・・・       マネキンのね~ちゃんが豚・・・

Pict00472

やはり、”食い気”のイメージが強い・・・

Pict0034

・・・で、私も本場の餃子を食ってみた、まさかメタミドホスは混ざってなかろう、・・・一度、中国の方から、子供の誕生日なので作った、と餃子を頂いたことがあるが、肉はあまり入ってなく、さっぱりした味だった。・・・南京町の餃子は日本人向けなのかな~、濃い目の味だった・・・、6個300円なり       ・・・冷える冬の夜長に「ガタンコ」なるものをよく食べた、温まる。本当かどうか?、この呼び名、・・・硬く練ったメリケン粉を手首ほどの棒状にして、沸騰した湯の中に包丁で薄く削ぎ落とす。茹で上がったらどんぶりに取り、ゴマ油、酢、醤油で混ぜる。ん~、餃子の皮を水餃子風に食べると思ってください・・・

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モダンなガード下

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Minolta CLE M-rokkor 28/mm f 2.8 Kodak 400-TX

阪急梅田駅から5分のところ、JR大阪環状線のガード沿い、定期的に通過する電車の轟音の後は静かである。・・・ガード下のショウウインドウの中はモダンなファッションで目を見張る、若者の出入りが絶えない、一昔前の暗いイメージとは全くかけ離れた存在になった・・・

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