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2009年10月26日 (月)

いつもの喫茶店

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7(セブン)

「はじめてでしょうか?」、「あぁ」、「それでは、ご説明させていただきます」と、一枚のシートが目の前に出された。・・・片道3,000歩、15分から20分の距離にあるレンタルビデオ屋さんの受付カウンターでのこと・・・。今朝は二階の広場から“ボンド・ストリート”の前を抜けてきた。診療所の開くのを待つ人、趣味のクラブへ来る人、出勤前のサラリーマン等々、朝の出入りは多い。一杯のコーヒで時間をつぶし、ビデオ屋さんに来たのだ。・・・一通りの説明を受け、最後に「確認のため、免許証をお見せいただいてよろしいでしょうか?」と言いながらも、店内の様子にも気を配っている。若い人は流石、二つ三つの仕事を同時にこなしている。で、200円の会費を納めてカードが出来あがった。狭い通路を縫って探し当てた“セブン”、黒い袋に入れて渡された。
定年を一週間後にひかえた敏腕刑事の後任に、若い刑事が赴任する。“一家言”を持つ二人の対話から物語りは始まる。・・・早速に起こる殺人事件、風船のように腫れ上がった大男がテーブルにもたれて死んでいる。周りに散らかった料理、バケツの中にはゲロした汚物、・・・無理に食わされて殺された殺人事件だと、刑事の推測は展開していく。七つの大罪を基にした変質者の犯行と気付くのは、しばらく経ってであった。どのシーンも残酷そのもので目を覆うばかり・・・
最後の大罪“憤怒”を残して犯人は自首するのだが、これからが圧巻である。・・・物語のシーンは、退廃を象徴する砂漠、砂塵と共に近づく一台の車に緊張感が走る。「客から頼まれて、この場所に届ける荷物を持ってきた」と言う。―その中味は、若い刑事の愛した、しかも妊娠中の“妻の生首”であった―。怒り狂った刑事は犯人を射殺しようとするが、老刑事が必死で止めようとする「ここで撃ったら、お前の負けだ」と・・・、甲斐なく射殺する、・・・ありったけの弾丸を撃ち込んで・・・。―残されていた“憤怒の大罪”を若い刑事自らが犯してしまう―、やりきれない結末であった。
・・・山坊主さん、ありがとう・・・

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